現在、世界には6,000校以上のリーダー・イン・ミー校があります。
導入国は、アメリカ、カナダ、ブラジル、オランダ、
インド、パキスタン、コロンビア、中国、タイなど約60ヶ国に渡ります。
国が違えば、文化、宗教、言語はもちろん、学校の制度も異なります。
それでも普遍的な概念である「7つの習慣」「リーダー・イン・ミー」は、
今日も世界中の学校で広がり続けています。
今回は、そうした世界のリーダー・イン・ミー校の中から、
パナマの学校であったお話を共有させていただきます。
パナマは日本の外務省のホームページ(2022年8月現在)でも、
「銃器を用いた凶悪犯罪が発生しているため、不要不急の渡航を控えること」と、
警告が出ている危険レベルが高い国の1つです。
そこに一人の10歳の男の子がいました。
とても喧嘩っ早い子で、友達に暴力を奮うこともあり、
10歳までに3校の学校から追い出されていました。
お父さんは犯罪に手を染め、ちょうど刑務所から出てきた時に、
その子は4校目の学校、リーダー・イン・ミー導入校に通うことになります。
登校初日、早速、問題が起こりました。
学校の誰かと喧嘩し、相手を殴ってしまったのです。
先生と児童全員が集まり、その子について話し合いを行いました。
話し合いの内容は、彼を「どう処分するか」ではなく「どう助けるか」でした。
みんな、彼には助けが必要なことが分かっていました。
そして「彼は変わる力を持っている」と信じていたからです。
子どもたちは、その子を支えるため、各グループに分かれることにしました。
「リーダーシップ」を教えるグループ、
「勉強」を教えるグループ、
「学校の過ごし方」を教えるグループなどです。
学校全体で手を取り合い、その子を支え、
信頼関係で結ばれた友達になれるように接しました。
10日後、彼は校長先生の元に行き、こう言いました。
「この学校は、今までの学校と違う。僕は、ずっとこの学校にいたい」と。
それから1ヶ月が過ぎた頃、彼のお父さんが学校にやって来て言いました。
「この学校がうちの息子に何を教えているかを俺は知らない。
だけど、俺にもそれを学ばせてくれないか」と。
リーダー・イン・ミーの学習は、
どんな環境でも、どんな人にでも効果的です。
それは、「7つの習慣」が普遍的で、誰もが学ぶ力を持っているからです。
日本でもこの学びを待っている子どもたちが大勢います。
リーダー・イン・ミーの導入をしたいけれど、教育予算がない公立学校。
導入をしていたけれど、寄付対象から外れ、学べなくなった学校。
支援が見つからず、保留になっている学校。
現在、14校、約6,500名の学びを叶えられずにいます。
ご支援は個人でも、会社でも、CSR活動でも、どのような形でも歓迎です。
皆様のリーダー・イン・ミー事業へご支援、心よりお待ちしております。
【寄付についての詳細・問い合わせ】
一般社団法人 The Global Leadership Impact Fund Japan
連絡先:education@leadershipjapan.org
【リーダー・イン・ミーについての詳細・問い合わせ】
フランクリン·コヴィー·エデュケーション·ジャパン株式会社
Webサイト:http://www.edu-franklincovey.jp/
連絡先:contact@edu-franklincovey.jp