世界約60カ国で導入されているリーダー・イン・ミープログラム。
文化、宗教、言語、生活習慣の違いを越え、
同じ原則を中心とした価値観のもと、
子どもたちの教育に心を燃やすパートナーが世界中にいます。
今回はそうしたパートナー国であるインドから、
カナンさんが日本を訪れ、学校訪問を行いました。
日本の学校を見学することが初めてのカナンさん。
玄関の「靴箱」文化から驚きだったようで、
「学校でも靴を脱ぐの?」「児童は裸足なの?」と興味津々。
日本の小学校ではよく見られる一輪車も珍しいらしく、
「みんな乗れるの?」「これで学校に登校するの?」と、
私たちに新しいパラダイムを与えてくれる質問が飛び出します。
また学校に設置されていた「落とし物コーナー」も
インドの学校では見られない文化のようで、
他の人の気持ちや思いやりを学べる良い文化だと感心していました。
そんな中でもカナンさんを一番喜ばせたのは、やはり子どもたち。
「ナマステ」と笑顔で挨拶をしてくれることに魅了されたとのこと。
子どもたちが自分で掃除をし、清潔に保たれた教室や廊下、
どこを見ても綺麗に整理整頓された学校環境、
子どもたちが流れるように配膳をする給食風景を見て、
「インドのどの5つ星ホテルよりも素晴らしい」と表現しました。
自分が使う場所、自分が頂く食事に対して、
感謝や責任感が育まれる行動であり、そして誰もが平等な態度。
国に根差した深い信念と価値観をもって、
次の時代にも繋いでいって欲しい、と話してくれました。
最後にもう1つ、カナンさんが興味を持ったことは、
図書室に日本語の本しかない(他言語で書かれたほぼない)こと。
日本語翻訳された海外の本はあるものの、
他国の言語そのものの本を見かけないと驚いていました。
「グローバル化」「多様性」を考えさせられるコメントでした。
カナンさん、たくさんの気づきをありがとうございました!