学校改革プログラム「リーダー・イン・ミー」公立小学校13校、5669名に拡大

  • 2018.5.18
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「すべての子どもはリーダーになれる!」をテーマに
子どもの主体性や自己肯定感が向上
学校改革プログラム「リーダー・イン・ミー」公立小学校13校で実践

 社団法人The Global Leadership Impact Fund Japan(以下、TGLIFJ)は、メインスポンサーであるニュー スキン ジャパン 株式会社(以下、NSJ)からの支援により、2018年4月より新たに東京都東大和市の公立小学校4校で「リーダー・イン・ミー」を導入いたします。
 2018年度から、義務教育で道徳の教科化が施行され、子どもの非認知能力の育成について注目が高まっています。TGLIFJは、それらの動きに先駆け、リーダーシップ教育・人間性教育といった、子どもの「生きる力」を育むことを目的とし、賛同を得られる企業への寄付支援の呼びかけを行ない、2016年度には茨城県猿島郡境町の5校、さらに2017年度は東京都および大阪府の4校、そして2018年度より東大和市の4校、合計13の公立小学校で導入をスタートさせ、5669名の児童にプログラムを届けます。

 「リーダー・イン・ミー」(※1)はフランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社(以下、FCJ)がコンテンツ提供する『7つの習慣』(※2)をベースとした学校改革プログラムで、「すべての子どもはリーダーになれる」という方針のもと、人を先導する「リーダーシップ」だけでなく、自分の頭で考え主体的に行動する「セルフ・リーダーシップ」の能力を学校全体で育成し、「一人ひとりがリーダー」となる文化を形成します。まずは教員の見方が変わることが大切であるため、教員が研修やコーチングを受け、それを教員が実践し、子どもに伝えていきます。教員が「才能のある一部の子どもしかリーダーになれない」という見方から、「どんな子も独自の才能があり、一人ひとりがリーダーになれる」という見方に変えることで、結果的に子どもの主体性や自己肯定感・自己有用感の育成につながります。

 FCJが導入校に全児童に対して実施したアンケートでは、リーダー・イン・ミーを学んだことで、「初めと比べると自分から行動できるようになった」「手を上げて発表することができるようになった」「人のつながりや心の気持ちの大切さに気がつくことができた。」「これからも『リーダーは誰でもなれる』という言葉を自信にして、がんばっていきたい」など、子どもの「できた」という自信や今後の意欲に繋がる発言が見られ、子ども自身が自らの行動変容に気づき、自信へと繋げている様子がありました。

 また、導入した学校で独自に行われた調査(※)では、子どもの行動変容が見られるようになったかどうかを、児童対象に5段階でアンケート実施し、「自分のいいところを見つける」「自分で考えて行動する」「計画を立ててからはじめる」「力を合せて取り組む」「積極的にチャレンジする」などの8つの項目に対して、すべての項目で8割近くの子どもが、「とても良くなった」「良くなった」と自己評価する結果となり、具体的な成果も出始めています。

※導入2年目の学校が、取り組み後1年以上経過後に独自に子ども、教員、保護者にアンケート調査を実施した。「自分のいいところをみつける」「自分で考えて行動する」「計画をたててから始める」「大事なことからすぐにやる」「気持ちを考えて行動する」「友達の話をしっかり聞く」「力を合せて取り組む」「積極的にチャレンジする」の8項目について、「とてもよくなった」「よくなった」「変わらない」「少し悪くなった」「悪くなった」の5段階で実施した。

■※1「The Leader in Me」とは?
TLIMは、FCJによってコンテンツ提供されるプログラムで、子ども一人ひとりのリーダーシップ能力を学校全体で開発する学校改革プログラムです。TLIMでは、自らが自らの人生のリーダーとなり、主体的に考え行動できる「リーダーシップ」の資質・能力を、『7つの習慣』に基づき開発していきます。子どもを変えるには、子どもに一番接している教員や保護者などの大人が変わることが重要であるというコンセプトに基づき、プログラムではまず教員への研修やコーチングサービスが行われます。これにより、教職員自らが「リーダーシップ」について再定義を行い、それを発揮していく重要性を理解します。また、リーダー・イン・ミーでは、それぞれの学校の状況や課題、目標に合わせて、それらを解決・達成するために、『7つの習慣』や『リーダーシップ』をどう活用するかも導入前に学校管理職と計画を立て、具体的な課題解決や目標達成に寄与することを目指しています。世界62カ国4000校以上で導入され、日本でも2016年度より計18校の小学校で導入されています。導入には3年程度かかり、継続的にプログラムに取り組んでいくことを前提としています。

■※2『7つの習慣』とは?
スティーブン.R.コヴィー博士が、米国の建国以来200年の間に書かれた成功に関する文献を調査し、成功に関する共通点をまとめたものが、書籍『7つの習慣』として出版されました。世界で3,000万部、日本でも200万部を超え、ビジネス書としては大ベストセラーとなり、全世界44ヶ国に翻訳され広く読まれています。企業向けの研修としても全世界で事業展開され、多くの実績を上げています。
<7つの習慣>
第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最重要事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刃を研ぐ

■一般社団法人The Global Leadership Impact Fund Japanについて
グローバルにも通用するリーダーシップ教育について、さまざまな論議がある中、人格主義が基礎となるリーダーシップこそ、真のリーダーシップと考え、そのような教育を広めていく活動を目的として、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の支援を得、2015年4月に設立されました。以降、同方針に賛同が得られる企業へのスポンサー支援の呼びかけや、公立学校へリーダーシップに関する講演や授業を行うなどの、直接的支援等、活動を行っています。
公式サイト:http://leadershipjapan.org/

■ニュー スキン ジャパン 株式会社について
ニュー スキン ジャパン 株式会社は、ニュー スキン社の日本支社として、1993年に設立されました。「世界のForce For Goodになる」ことを企業理念とし、ビジネスを展開。「あなたにとって良いものだけを…」という理念に基づき、パーソナルケア製品や栄養補助食品など幅広い製品を様々な形で販売しています。
公式サイト:http://www.nuskin.co.jp

■フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社について
フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社は、フランクリン・コヴィー社の日本法人として、1998年に設立しました。『7つの習慣』(書籍は世界で3000万部、日本で200万部)を代表に、多くの自社コンテンツに基づくセミナーの開催や、企業や政府機関、教育機関への研修導入に従事しています。 
公式サイト:http://www.franklincovey.co.jp

※「7つの習慣」は、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の登録商標です。

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