「リーダー・イン・ミー」が他の学校改革プログラムに比べ、なぜ効果的であるか、それは大きく分けて以下の4つの理由からなります。
- 通常とは異なるものの見方
- まず自分から変わる(インサイドアウト)
- 7つの習慣という共通言語
- 学校のあらゆる場面での導入
以下の言葉は、リーダー・イン・ミーを導入した学校の教職員の言葉です。
異なるものの見方
通常は、できる子もできない子もいるという見方をしますが、リーダー・イン・ミーでは、すべての子どもには才能があり、すべての子どもがリーダーである、という見方に基づいています。この見方がすべてを変えます。
まず自分から変わる
リーダー・イン・ミーでは子どもに教える前にまず教職員側から改善する姿勢で取り組みます。教職員がまず変われなければ、子どもに変わることを求める ことはできません。このプログラムは子どものためでもありますが、それと同じぐらい大人のためのものでもあります。最初に教職員が、その次に子どもが、そして保護者が変わっていく、これがインサイドアウトです。
7つの習慣の共通言語
教職員、子ども、保護者、みんなが同じ言葉を使うと驚くべき効果があります。7つの習慣が共通言語をつくります。たとえば、「大事なことから今すぐ に」「わかってあげてからわかってもらう」「自分で考えて行動する」これらの意味を全員が理解して使っているとき、それがどんな効果を生むか。リー ダー・イン・ミーの学校では、子どもたち同士が、また子どもたちが親とこのような会話をしています。「私は大事なことから今すぐにやらなきゃ。遊ぶ前に宿題!」「ああ、Win-Winを考えるべきだったよ・・・」「パパ、反応的になってるよ」
学校のあらゆる場面で
リーダー・イン・ミーはイベントではありません、カリキュラムでもありません。あらゆる場面でのリーダーシップ育成です。「毎週火曜日午後1時 からリーダーシップの授業」という代わりに、教職員はあらゆる場所で、あらゆる時間にリーダーシップの育成を行います。教科授業、イベント、ホームルームの 時間、子どものちょっとした会話の中で。このモデルは、イベント、組織、文化、教え方、カリキュラム、すべてに影響を与えます。ただ、リーダー・イ ン・ミーの学校の教職員はこう言います。「リーダー・イン・ミーはもう一つ何か別のことをやるのではないんです、今やっていることをより良くするんで す。」